シスコ Cisco Secure Endpoint

目次

ここでは米国ネットワーク機器開発会社・シスコが提供するEDR製品「Cisco Secure Endpoint」についてリサーチ。システムの特徴や注目できる搭載機能、導入した企業がどのように課題解決したのか事例などをご紹介します。

シスコ公式HPキャプチャ
引用元:シスコ公式HP
https://www.cisco.com/site/jp/ja/index.html

Cisco Secure EndpointってどんなEDR?

EPPとEDRを兼ね備え感染した後も対応

Cisco Secure EndpointはEPPとEDRを兼ね備えたセキュリティシステムで、被害を受ける前に脅威を阻止する仕組みになっています。エンドポイントでマルウェアを防御するだけでなく、未知の脅威が侵入した後の対応も行います。

侵入された場合は過去まで遡って継続的な監視と検出を行い、感染端末を特定したりどのような経路で感染したのかを把握。感染したマルウェアの隔離状況は管理コンソールから確認することができます。

他システムと連携しさらにセキュリティ強化

単体導入でもCisco Secure Endpointは十分に効果を発揮できますが、他の製品と組み合わせてさらに強化ができます。例えばSecureXを追加するとエンドポイント、クラウド、アプリケーションも含め全体を可視化できます。

その他Umbrellaはネットワークを監視しユーザーがどこにいても、組織全体の攻撃を阻止。またシスコ製品だけでなく既存のアンチウイルス製品との共存も可能なので、利用中のセキュリティ資産を無駄にしません。

Cisco Secure Endpointの第三者評価

公式HPに記載がありませんでした。

Cisco Secure Endpointの導入事例

セキュリティ体制向上でリモートワークに移行

ワイン卸のアライドビバレッジグループの課題は、サイバー被害を最小限に抑えるための防御機能と統合セキュリティ。Cisco Secure Endpointの導入で攻撃によるダウンタイムを削減することができ、プログラムの成熟度やセキュリティ体制が向上。その結果、従業員の80%をスムーズにリモートに移行できました。

エンドポイント以外のセキュリティも
強化

スペインの食品会社・Leng-d'Or社ではサイバー攻撃への対策に費やされる従業員の時間を開放する目的でシスコのセキュア製品を導入。その結果ネットワーク上のイベントのリアルタイム監視や堅牢で効率的なメールシステム構築を実現。IT部門と従業員のストレスも軽減し、それが全員の生産向上につながりました。

EDR導入にあたっての
課題を見る

編集チームまとめ

Cisco Secure Endpointが注目できるのはシステムの柔軟性です。すべてのOSを一つのコンソールで一元管理できますし、必要に応じてサードパーティーのセキュリティ製品も統合も可能です。

パートナー企業との技術統合も行われており、シスコのAPIを通じて他社製品にSecure Endpointを組み込めるなどオープン仕様になっています。こうしたマルチベンダー統合のしやすさはシスコのこれまでのネットワーク機器販売の実績に因るものです。

以下のページではEDRの選び方や、導入にあたってのおすすめベンダーをご紹介しています。

EDR製品を導入する際の
おすすめベンダー2選をチェック

シスコの企業情報

開発元 Cisco Systems
日本法人 シスコシステムズ合同会社
所在地(日本法人) 東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー シスコ受付:21階
電話番号(日本法人) 03-6434-6500
公式HP URL https://www.cisco.com/c/ja_jp/index.html
【SOCの対応範囲別】
EDR+SOCを提供しているおすすめベンダー2選

「センチネルワン」「サイバーリーズン」「クラウドストライク」のいずれかのEDRライセンスを提供するパートナーの中でも、SOCサービスに強みのあるベンダーを紹介します。

監視から運⽤まで
まるっと任せられる
株式会社アクト
株式会社アクト
※引用元:アクト公式HP(https://act1.co.jp/cybersecurity/)
提供するのはこんなSOCサービス

24時間体制での監視・対応はもちろん、ホワイト/ブラックリスト登録や、感染影響の排除までを能動的にすべて対応。情シス側は作業報告を受けるだけで良いため、自社にリソースがない企業におすすめ。

対応サービス一例
24時間365日の監視
危険度が高い場合の自動隔離
アラート内容の精査
⼀次調査+⼆次調査
(レポート含む)
ホワイトリスト/ブラックリスト登録
(能動的)
感染影響の排除
(マルウェア・不正ファイルの削除など)

(能動的)
導⼊できるEDRは
センチネルワン
サイバーリーズン
   
自社のリソースも活用しながら運用していける
クロスポイントソリューション
株式会社
クロスポイントソリューション株式会社
※引用元:公式HP(https://cp-sol.co.jp/)
提供するのはこんなSOCサービス

日々のアラートをアナリストが精査・分析したうえで、通知。情シス側はその通知の指示やアドバイスに沿って対応するだけ。
自社のリソースをある程度活用しながら運用していきたい企業におすすめ。

対応サービス一例
24時間365日の監視
危険度が高い場合の自動隔離
アラート内容の精査
⼀次調査+⼆次調査
(レポート含む)
ホワイトリスト/ブラックリスト登録
(受動的)
感染影響の排除
(マルウェア・不正ファイルの削除など)

(推奨対応を提示)
導⼊できるEDRは
サイバーリーズン
クラウドストライク
   

【選定理由】Google検索「EDR 導入」でヒットしたベンダー40社の内、「センチネルワン」「サイバーリーズン」「クラウドストライク」のいずれかのEDRライセンスを提供している企業を調査。それぞれ以下の理由で選定しました(2023年2月15日調査時点)。
株式会社アクト:国内で唯一センチネルワンの公認IRパートナー(2023年2月時点)かつSOC運用を全般的に任せられる企業(※1)。
クロスポイントソリューション株式会社:セキュリティ運用・監視サービスを提供できるパートナーとしてのメーカー認定を持っており、なおかつ「24時間365日の監視」「アラート内容の精査」「⼀次調査+⼆次調査」の能動的な対応が唯一可能な企業。

※1参照元:センチネルワン公式HP(https://jp.sentinelone.com/press/act-co-ltd-signs-an-incident-response-partner-agreement-with-sentinelone-the-first-company-based-in-japan/)