EDRとエンドポイント保護プラットフォーム(EPP)の違い

EDRとEPPの基本的な違い

EDR(エンドポイント検出と対応)とEPP(エンドポイント保護プラットフォーム)は、エンドポイントのセキュリティを強化するための重要な技術ですが、その機能と焦点には大きな違いがあります。

EPP(エンドポイント保護プラットフォーム)

EPPは、ウイルス対策、マルウェア対策、ファイアウォール、URLフィルタリングなど、エンドポイントを脅威から保護するための予防的なセキュリティ対策を提供します。EPPの目的は、攻撃が成功する前に脅威を阻止することです。

EDR(エンドポイント検出と対応)

EDRは、エンドポイント上の脅威を検出し、それらに対応するための詳細な情報を提供します。また、インシデントの調査と対応を支援する機能を備えています。EDRは、脅威がシステム内に侵入した後の行動を追跡し、解析することに重点を置いています。

EDRとEPPの統合

多くのセキュリティ意識の高い組織では、EDRとEPPを統合することで、エンドポイントセキュリティの包括的なアプローチを実現しています。EPPによる予防的な保護とEDRによる検出・対応機能の組み合わせにより、脅威に対する防御の層を強化できます。

選択時の考慮事項

まとめ

EDRとEPPは、それぞれがエンドポイントセキュリティにおいて重要な役割を果たしますが、そのアプローチと機能は異なります。組織のセキュリティ体制を最適化するためには、これらの技術を組み合わせて活用することが推奨されます。

【SOCの対応範囲別】
EDR+SOCを提供しているおすすめベンダー2選

「センチネルワン」「サイバーリーズン」「クラウドストライク」のいずれかのEDRライセンスを提供するパートナーの中でも、SOCサービスに強みのあるベンダーを紹介します。

監視から運⽤まで
まるっと任せられる
株式会社アクト
株式会社アクト
※引用元:アクト公式HP(https://act1.co.jp/cybersecurity/)
提供するのはこんなSOCサービス

24時間体制での監視・対応はもちろん、ホワイト/ブラックリスト登録や、感染影響の排除までを能動的にすべて対応。情シス側は作業報告を受けるだけで良いため、自社にリソースがない企業におすすめ。

対応サービス一例
24時間365日の監視
危険度が高い場合の自動隔離
アラート内容の精査
⼀次調査+⼆次調査
(レポート含む)
ホワイトリスト/ブラックリスト登録
(能動的)
感染影響の排除
(マルウェア・不正ファイルの削除など)

(能動的)
導⼊できるEDRは
センチネルワン
サイバーリーズン
   
自社のリソースも活用しながら運用していける
クロスポイントソリューション
株式会社
クロスポイントソリューション株式会社
※引用元:公式HP(https://cp-sol.co.jp/)
提供するのはこんなSOCサービス

日々のアラートをアナリストが精査・分析したうえで、通知。情シス側はその通知の指示やアドバイスに沿って対応するだけ。
自社のリソースをある程度活用しながら運用していきたい企業におすすめ。

対応サービス一例
24時間365日の監視
危険度が高い場合の自動隔離
アラート内容の精査
⼀次調査+⼆次調査
(レポート含む)
ホワイトリスト/ブラックリスト登録
(受動的)
感染影響の排除
(マルウェア・不正ファイルの削除など)

(推奨対応を提示)
導⼊できるEDRは
サイバーリーズン
クラウドストライク
   

【選定理由】Google検索「EDR 導入」でヒットしたベンダー40社の内、「センチネルワン」「サイバーリーズン」「クラウドストライク」のいずれかのEDRライセンスを提供している企業を調査。それぞれ以下の理由で選定しました(2023年2月15日調査時点)。
株式会社アクト:国内で唯一センチネルワンの公認IRパートナー(2023年2月時点)かつSOC運用を全般的に任せられる企業(※1)。
クロスポイントソリューション株式会社:セキュリティ運用・監視サービスを提供できるパートナーとしてのメーカー認定を持っており、なおかつ「24時間365日の監視」「アラート内容の精査」「⼀次調査+⼆次調査」の能動的な対応が唯一可能な企業。

※1参照元:センチネルワン公式HP(https://jp.sentinelone.com/press/act-co-ltd-signs-an-incident-response-partner-agreement-with-sentinelone-the-first-company-based-in-japan/)